vol.14「『自分らしさ』と向き合うことの意味」

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毎回セミナーやこのコラムの度に、「自分らしさ」という言葉を使わせてもらっているかと思います。皆さんの中には、自分らしさとはいえ、企業側が求めている人材像に合わせなければ、企業に必要とされないのでは?と考えている人もいるかもしれないですね。

 

しかし本当にそうでしょうか?

 

皆さんの部活動で「求める人材像」定義できますか??
商社なら経営人材?広告ならクリエイティブ人材?
本当にそうでしょうか??

 

傾向として商社は確かに経営者を輩出することを一つのミッションとしているので、「経営者人材を育てていく」ことは大切にしている価値観かと思います。なので経営者に全く興味がなく、むしろなりたくない!という方にとっては、少し違和感を感じる業態かもしれません。一方で、商社に採用される人材=リーダー人材、ということが全てでしょうか?
それだけではないかと思います。

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商社には確かにリーダー経験の多い人材が他業界と比べると多いかもしれません。しかしそれでも自分の感覚では、全体を10としたときにリーダー人材は3-4程度ではないでしょうか。残りの6-7にはフォロワー人材もいれば、専門性人材もいて、色々な人がいて組織が成り立っています。

商社もリーダーばかりが集まっては企業体として成り立たず、みんなの部活で考えても、みんながみんなリーダーになりたがっている人材ばかりでは組織は成り立たないことは一目瞭然かと思います。
要するに、それぞれの業界に傾向はあるものの、その業界の求める人材像という言葉で全てを網羅できない、ということは確かかと思います。企業にもスポーツと同様に、守ってくれる人、攻める人、繋ぐ人、周りでサポートする人、チームの方針を決める人、様々な役割の人財が必要なのです。自分が仮にリーダーというよりもプレーヤーとして一つのプレーを突き詰めていく専門的な力が強みだったときには、究極はその力はどこの業界でも必要であるということです。その中での相対感として、例えば商社を受けている同様の力を持った人間と比較したときに、自分の力が評価されれば採用したいと企業は思うでしょうし、評価されなければ採用されない、そういうことなのです。自分らしさ、というフィールドにおいて、自分をどれだけ深ぼれたか。その結果、相対感の中で、企業側があなたの価値をどれだけ見出してくれるか、ということでしかないかと思うのです。

 

横にいるリーダー人材は自分の競争相手ではありません。

自分らしさを突き詰めることこそ、学生と企業がお互いハッピーな就職・採用活動に繋がっていく最短の道なのではと思っています。

 

Criacao/丸山和大