vol.12「思考と行動について」

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今回は皆さんが自己分析や面接をしていく中で、ぶちあたっているであろう、相手に自分の話が抽象的で伝わらない、という課題への一つのヒントになるお話ができればと思います。それは「思考」と「行動」について考えてみると見えてくることがあるかと思います。例えば皆さんがサッカー部で主将をしていて、日本一を目指しているとしましょう。自分の部活を日本一にするためには、どんなアプローチがあるでしょうか?

例えば名将と呼ばれる監督がいて、その監督の考えを着実に遂行していく中で、日本一を目指すというアプローチもあれば、学生主体で選手が中心となって練習メニューを考え、その主体性を武器として日本一を目指すというアプローチもありますね。他にも色々なアプローチを考えることが出来るかと思います。その中で、どのように考え、どの戦略・方法を選んだのか、こういった考えが「思考」です。そしてその「思考」を元に実際に行動を起こします。

学生主体を選択し、日本一を目指したとしましょう。その際には【組織内で組織図を作り、役割分担を明確化することで、組織運営を円滑化】することであったり、【練習メニューを仮説を立て、世界中のクラブチームの動画を集め、自分達の課題にあったものを抽出して、実行】することであったり、色々なことを実際に「行動」としていくことと思います。

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「思考」に基づいて「行動」が行われています。

しかし「思考」は「思考」の域を超えません。「行動」が伴って初めて思考に価値が出てきて、自分がどのような人間でどのようなことが【できる】人間なのかが理解してもらえるかと思います。具体的な「行動」によって思考は説明がつくことが多いのです。

 

学生の皆さんは自分が何故そのようにやったのかの「思考」を説明することが多いのですが、ビジネスの世界において、どのように「行動」するのか、が何よりも大切なことは皆さんも簡単に想像がつくかと思います。
「行動」が工夫されていれば、「思考」に工夫があることは容易に推測されますし、「思考」がどれだけ工夫に富んでいても、「行動」としてのアウトプットにその工夫が見えなければ、ビジネスの世界において、きれいなビジネスプランは書くけれど、実行することができない、ということと同じだと思います。

 

「日本一のために、部員80名全員と1対1でランチを3か月かけて共にし、一人一人の部活での目標設定を共に行い、自分の想いも共有する活動を行いました。結果レギュラーの11人以外のメンバーが有志で応援団を結成し、地域の住民たちも巻き込んで最後の大会の決勝では2000名を超える応援団に応援され、日本一を皆で勝ち取ることができました。」というエピソードと「日本一の組織というのは一致団結している組織だと思います。トップチーム以外のチームメンバーも全員がチームの事を考え、同じ方向を向いている組織が一番強い組織だと考えるので、、、、」という話があったときに、同じ話でも、上記の具体的行動からの方が、何よりも行動によって思考が推測され、短い文章の中で、その人らしさが伝わるエピソードとなるかと思います。

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要するに皆さんの「行動」にどのような具体的工夫があったか、というところによって「思考」の深さは見えてくるので、出来る限り「思考」は簡潔に、「行動」に具体性を持たせる、ことから話をしてみるといいかと思います。
「思考」と「行動」ひとつのきっかけとして考えてみてください!

 

Criacao/丸山和大